麻雀を教えるのが下手な人間が多すぎる
どうもこんばんは。いっぽです。
自粛、してますか。自分は週1でMピザ3枚食う生活を続けています。自宅に体重計が無くて本当に良かった。
さて本題。最近V界隈で麻雀が流行りだしたせいなのか、麻雀を覚えたいけど難しい~、初心者向けの麻雀の覚え方~、みたいな諸々をよく見かけます。大体取るに足らんカスです。
大体、取るに足らんカスです。見る価値なし。「世界一簡単な麻雀の説明」とか言いながら「オリ方」とか説明してるからね。バカなんじゃねえの。
そもそも初心者さんサイドにも要因があってね?「専門用語が多すぎてわからない」「初心者はこれやっとけって言われたけどわからん」なんて言ってる時点で、新しいもの覚える能力が乏しいのも事実なんですけども。
それでもやっぱり、麻雀は難しいし複雑。というか、自分が出来ると思ってる奴が無駄に難しく説明するせいで「難しく見えてしまう」。
今回は初心者向けの麻雀講座なんてもんじゃなくて、どうして麻雀は難しいと誤解されているのか?に重点を置いて分解していきたいと思います。宜しくお願い致します。
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・用語とルールを全て解説する意味は無い
まず人に何かを教えるとき全般に言える大事なことですが、受け手が「何をわかっていないのか」「どこでつまづきそうか」を理解しないと始まらない。
それを前提において麻雀の説明をするときに、項目は大きく2つに分けられると思います。
それは「感覚・経験で分かること」と「理屈を知らないとわからないこと」です。
例えば、アガったときの点数なんかは見た目でなんとなくわかるじゃないですか。同じ種類がいっぱいあるから強そう!とか光ってたり赤い牌は貴重そう!とか。
でもどうやったら平和が付くのかとか、自風・場風で役が付く条件なんかは理屈を知らないと絶対わからない。
何も知らない人に対してまず説明するとなったら、こういうところをキッチリ分けていかないとスタートから置いてけぼりになってしまう。まずは最低限のアガるための条件(最終形など)を教えて、走り出してから少しずつ手を添える形にしないと、新規の人間がついてくるわけがないんですよ。
「専門用語が多すぎる」っていう認識も説明の悪さが原因です。
「一盃口っていう役は、223344みたいに同じ順子が2つある状態で~~」たったこれだけの文章で初心者にはわからん単語が2つも出てきます。これでは説明になっていない。
「223344みたいに2個ずつ並んでるやつ」これだけでいいんです。あとはアガれば勝手に名前が出てきます。ここまで来れば勝手に「これは一盃口って役なのか」って経験でわかりますよね。
「平和は面前の順子のみで構成されていて待ちが両面」ではなく「並びだけで両方アガれるやつは役がつく。あ、鳴いちゃダメね」です。
「タンヤオは手牌にヤオチュー牌が含まれていない役」ではなく「数字のはじっこと漢字がない役」です。
講座とか解説と銘打ってる大抵の文章は順序が逆です。「一盃口は鳴くと役にならないから注意」なんて説明もなんなら後回しです。そこは鳴いてアガったときに「あれ、これって一盃口じゃないの?」となったときに初めて、自分で調べるなり人に聞くなりして身につけばいい部分です。
麻雀は細かいルールが多いです。やってる人なら充分に知ってるはずです。あなたはそれを1から全て説明されて全て覚えきれましたか?初心者にまず必要なのは、とりあえず一人立ちできる手足です。
自分が入門者にまず何か言うとしたら「なるべくカッコイイ3-3-3-3-2の形を作れ」です。役無しとかフリテンだったら、その時に初めて原因をわかればいいんです。それを回避するために平和や役牌、タンヤオを覚えればいいんです。まずは経験です。
・初心者が河なんて見れるわけねぇだろがよ
本当に何故なのかわかりませんが、最初の段階で「これだけは覚えておいた方がいい」ってベタオリを教えたがる人がいるんですよね。
役も覚えてないような入門者に人の河見る余裕があるわけないでしょうが。何を考えてるんだ。
麻雀始めたてで役も覚えてない人が、自分の手牌以外の部分に意識を割けるわけないでしょうが。120%自分の手牌意識でいいんですよ。場の状況を見るなんて一通り手なりで進行出来るようになった後の話。
もし守備なんか教えるとしても、最初なんか「いっぱい持ってそうな色を気を付ける」みたいな感覚的な部分で充分。これ以上は最初から教えると余計です。
大体ベタオリなんてのはフリテンを教えた時点で「ってことは、奴はこの牌ではアガれないのでは?」って気付けるレベルのロジックなんですよ。1から10まで説明しようとしちゃいけない。ある程度麻雀を遊んで「振り込みを避けたい」って段階に至ったら、そっ……と差し伸べるべき項目です。
ともかく麻雀の守備、正確には押すか引くかの判断は麻雀で一番難しい部分です。自分の手牌の価値や、相手の危険度もわからんうちに「オリ」を教えるのはどう考えても無駄です。「初心者は全ツッパ」。これだけでOKです。
・牌効率なんてものは後だよ後
あと最初っから牌効率とか教えたがる人もいますが、言語道断です。しかもこういう人「カンチャンとかペンチャンよりリャンメンの方が待ちが広い」とかいう異国語を使いまくります。なんやねんカンチャンペンチャンて。
「どっちでもアガれる方が強い」だけでいいんですよ。麻雀強くなろうと思ったら勝手に通る道なんだから、そっとしといたらいいのに。
誰もが当然のように持ってる知識なので、そもそも牌効率って必須の知識ではないっていう認識がない。牌効率は強くなるために持ってるといい知識です。何も知らん人に教えるときに「教えすぎる」のは一番やっちゃいけないことです。
「ダマorリーチにすべき」なんてのも難しすぎて最初から教えるもんじゃないです。リーチ出来る状況は全てリーチで問題ない。初心者に期待値なんて考えさせるんじゃないよ。
普通にわかってる人でも判断が難しい部分(リーチ、鳴きとか)を教えようとしない。おじさんとの約束です。最初は感覚で流れに乗れてれば充分ってところで、暖かく見守る余裕を持ちましょう。初心者は3つずつ揃えるだけで精一杯です。
・「初心者は鳴くな」は絶対悪
論外。説明を放棄するな。
どうして、どうして絶対に鳴いても大丈夫なものだけ最初に教えないのか。白發中はどんな状況でもポンして役がつくし、アプリなら東南西北の説明も楽だろうに。
「これが鳴けたらあとは全部鳴け、それ以外は鳴くな」ぽっちの説明も出来ない奴が初心者に麻雀の話をしようとするな。役無しになるから鳴くなって言ってることおかしいからな。鳴いても役無しにはならん。仕組みを知っていれば。その仕組みを教えるのが立場上の役目だろうが。
何にしても、理由なく「これだけやってろ」という指示は絶対悪です。何故やってはいけないのか?の部分を教えない限り応用は効かないし、面白くない。
「これだけやってればいい」っていうのは自分で見つけたときに楽しい戦略であって、人にただ強制されて楽しい戦略ではありません。何故なら勝ちの理由が伴っていないから。
麻雀なんて運の要素が強いゲームだと特に何故勝っているのかを実感しづらいと思います。鳴かないとなるとただツモって揃えるだけのゲームになってしまう。
ある程度の考える要素を与えつつ、それがなるべく最低限になるように。難しいですが、初心者に教えるときのラインはこのくらいです。
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・麻雀の面白さって?
ぶっちゃけポーカーの方が面白いです。マジで。
・麻雀、覚えるの面倒臭すぎ問題
麻雀って娯楽として非常にコスパがいいんですよ。
とりあえず打てるようになればゲームで一人でも遊べるし、3,4人集まったときの遊びの選択肢が増えるのはいいことです。リアルで打つ楽しさはゲームとは比べ物になりません。是非経験してみてほしい。
ひとまずルールさえ覚えてしまえば、戦略やら期待値やらで覚えることはほぼ無限にある。プレイしなくても今はMリーグとかのエンタメもいっぱいあるので時間はいくらでも潰せます。本当にコスパが良い。
変に新規のゲームを始めるよりも、昔から根付いてるものだからセオリーも人口も多いし、手を付けやすいと思います。
問題はちゃんと教えられる人間が少ないこと。どのゲームにもある「中級者の声がデカい」問題ですね。こればっかりは総数が多いほど比例して沸くので仕方ないんですけど。
とりあえずルールだけでも分かれば、人の配信とか見るだけでもだいぶ楽しめると思います。急に流行りだした麻雀とかいうゲーム、よかったら覚えてみませんか。一般的なイメージよりはかなり簡単ですよ。
最後に一つ。人の配信で「そこは○○切れよ」「なんでオリないの」みたいな意味のないコメントはしないようにしようね!おじさんとの約束だよ!
以上です。また会いましょう。