大腸小腸絶不調

生活は下手クソですが、得意気に生きるのは得意です。

そっとしといてやってくれ

Vの者ことバーチャルユーチューバーが結構好きなんですよ。

推しとかそういう話はとりあえず置いといて、VTuberって様式がすごくいいなって思うんです。リアルでアイドルになるより自由で可能性あるじゃないですか。好感を獲得するために重要な第1関門「外見」をスキップできるのはあまりにもデカい。現実では腐った人生を送っている人間にも無限の可能性が見出せる。

 

だけどやっぱり、注目が集まるところには、人と金が集まってくる。良いものも、悪いものも。呼んでなくても、求めてなくても。

 

 

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ブログの存在をすっかりなかったことにして、イカになってインクの撃ち合いなどに精を出していたのですが、ついつい更新したくなってパチパチとノートPCを叩いています。

昨日は0時頃まで働いて、今日は10時から雀荘のバイトがあって、夕方からパチ屋の遅番なのでちゃんと寝よう……と思って入った布団の中で悲しい発信を見て、睡眠をとることに失敗して朝7時。ブログの記事を書いています。

 

多分だけど、本人は削除すると思うんで、引用とかはせずに要約いたしますと、

 

「ファンのみんながどうしたら喜んでくれるかだけを考えてやってきたけど、最近になって急に会社だのコンサルだのが噛んできて、転生させようとかあそこのグループに入れようとか、ファンを数字としてしか見てないことをどんどん押し付けてくる。ツラい。助けてくれ」

 

こんな感じです。もうちょい感情がバリバリに入ってて、超切実な訴えになってて。

冒頭に書いたような想いをVTuber界隈に抱いていたものとしては悲しくてたまらなくなったんですよ。

誰にでもって言ったら広げすぎだけど、現実でアイドルになるよりはずっと、誰にでも可能性がある。バーチャルの器と喋りさえあれば人気者になれるチャンスがある。こんな夢のある話が今めちゃくちゃ注目を浴びてて、破竹の勢いで伸びてて、本当にいろんな人が、それぞれに得意なことで挑戦したりしてる。

 

私はこの界隈がすごく好きで。

単純に特定のVTuberが好き!って話だけではなくて、バーチャルの器を得ることで違う自分になれて、生身の人生とは全く別の人生を歩むことだって出来るっていうところがもうすごく好きで。多分ネトゲとかにハマったことがある人ならなんとなくわかってくれる感覚だと思う。現実とは隔離された世界にもう一人の自分がいる感覚。

中の人とかどうでもいいんですよ。そりゃいるよ、いるに決まってる。幼稚園児じゃないんだからそんくらいわかる。VTuberだって中身みんな人間だよ。

 

ただね、バーチャルの空間で生きてるキャラクターも、ちゃんと一人の人格として尊重してあげてほしいんですよ。ほんとに。

自分が今回の件で一番しんどかったのは多分そこなんだと思う。だって「今までのキャラなかったことにして転生させよう」って、それもう「いっぺん死ね」みたいなもんじゃん。一人の人格として頑張って活動してきて、どうしたらみんなが喜んでくれるかなって悩んだりして、ファンのみんなが応援してくれて元気もらって、こんだけありえん勢いで伸びてる業界で活動してくの、並大抵のことじゃないはずなんですよ。そんなに一喜一憂しながら頑張ってる人に対して、そんなこと言います?

 

ちゃんと尊重してあげてほしい。そしてなるべくそっとしといてあげてほしい。まだまだ可能性に満ちてるこの界隈に、水を差さないでほしい。

 

 

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まぁそんな感じで、とてももやもやしてたので吐き出させていただきました。ほんとに悲しくなっちゃって。「なんでこんなに辛い思いしてVTuberやんなきゃならないんだこの子は」つって。

 

書いてる途中で思い当たったんですが、音楽とか役者とかにも微妙に共通するところはありそうですね。自分のやりたいことと、売れることとのギャップに悩まされるやつ。

ただこれらの業界は、既に何をやったら「売れる」っていうのが確立されてるからこそ自分のやりたいことと天秤にかけられるわけで。今のV界隈はまだまだ未開の地ばかりだと思うんすよね。好きにやらせて浮かんできたものを掬い上げる方がよくないですか?なーんて、部外者は思うんですけどね。どうなんだろう。

 

 

言いたいことは言ったので仕事に向かいたいと思います。

ちなみに、一番好きなVTuberは名取さなです。すこれ。

 

 

 

では。